「南男北女」カップルの愛の行方

2008.05.14 Wed

朝鮮日報の記事にこんなのがありました。論説委員の人が書いてるやつ。

タイトルは、「『南男北女』カップルの愛の行方」
http://www.chosunonline.com/article/20080514000060


これ、けっこうびっくりなのことが書いてあります。いや、僕にとってだけかもしれないけれど。。。

最後のパラグラフに、北朝鮮と韓国の男女比を合わせれば同数に近くなると書いてあります。これって暗に、このデータを根拠に南北の結婚を推奨すべきと言ってるのに等しいですよね?僕はこの言い草から、「男性は結婚して家庭を持ち、親世代や国の将来を支えていかなければならないから、男性の結婚機会が増えるのは良いことだ」というような思想の存在を読み込んだりしたんですが、まちがってますかね??

うーむ。しかしこんなデータ挙げるだけでもすごいなぁ。日本の新聞じゃありえん感じだ。同じ世代の韓国の人と話していて、こういう違和感を覚えたことなんてほとんどないから、余計にびっくり。男女の関係ってやっぱり日本と違うところがまだまだあるんだなぁと感じた記事です。

僕らの世代(20才台)でも、こういう記事が新聞に出て疑問を持つ人は多くないんでしょうか?それとも論説委員になるような少し上の世代の人にとってはこういう記事は普通で、僕らの世代には違和感を持つ記事なのでしょうか?

「韓国人と日本人なんて一緒だよ」なんてジョークをあらゆる脈絡でアメリカ人に対して乱発してますが、まだまだ理解すべき所、意識すべきところは多いんだろうな。

  1. 2008/05/14(水) 17:33:34|
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ミャンマーでのサイクロン

2008.05.08 Thu

ミャンマーでのサイクロン。大変なことになってます。

元々軍政なので、他国に開かれてるわけではないという事実は、スー・チーさん軟禁の件なんかを見ても明らかですよね。緊急援助が必要という時に、閉鎖的な国ゆえに素直に援助を受け入れられない現状。かなしすぎます。

救える命がどんどん失われていっている。

<ミャンマー転覆の可能性1>
さて、どうして緊急援助を拒む必要があるのかというと、最終的には国民の軍に対する反感を防ぐためという所に落ち着くんではないでしょうか。本来の予定では、10日に全国一斉の憲法の是非を問う国民投票を控え、将来の国の動向について関心が高まっているこの段階で欧米のリベラルな思想を持った人がどんどん入ってきて、国民に親切なんかすると軍政に対する批判が一気に増す可能性がありますよね。

ブッシュが即座に大規模な緊急援助を申し出たのに、素直に援助を受け入れられないのとか、国際NGOや国際組織が援助を申し出てるのに査証の問題で入国できてないとか言うのはこの例ですよね。米軍なんかがやってきたら、国民だけの問題で収まらずそもそも国家機密に触れる可能性なんかも出てくるのかもしれません。ミャンマーは軍政なので、そこに外国軍隊が大挙して押し寄せてきたら国の大事な部分が露呈してしまう可能性があるのかもしれません。

<ミャンマー転覆の可能性2>
それにしても、軍政は現在悩みどころなんだと思います。海外からの援助を受け入れれば、例えすずめの涙程であっても復旧の足しにはなります。伝染病や子どもの命が失われるという二次災害も減少させることができるかもしれません。更に、もし援助を受け入れて、救援をスムーズにさせないと軍政に対する批判が高まってしまう可能性もあります。圧力を加えてこれを防ぐにしても、被害の規模を考えれば不満の規模も甚大です。国民投票を目の前にして、国民の不満を高めることは何としても避けたいのではないでしょうか。

<ミャンマー転覆可能性3>
また、援助を受け入れるか受け入れないかの問題とは反対に、そもそもミャンマーが経済破綻してしまう可能性もありですよね。首都ヤンゴンでは復旧の見通しがないそうです。CNNの報道で「大量の死体があり、川に死体を捨てている人を見た」というのがありました。人が死ぬのは同時に経済的な大損でもあります。町を再建しようにも人がいなければ再建されません。


<ミャンマーは危機的状況>
いずれにせよ、ミャンマーは政治的に危機にあると思います。内部転覆の可能性もなくはない気がします。今回の一件で、世界に今より民主的な国家が一つ増えたら、せめてもの救いになるのになぁなんて思ったりします。


<それに加えて食糧危機>
さて、援助の事でもう一つ派生的問題。
食料の問題です。
ご存知のとおり現在世界的食料不足。日本も食糧確保に躍起になっていて、降って沸いたように「自給率を上げないと」なんていう議論が出てきました。

報道によると、今回のサイクロンでミャンマーの米生産地域の65%が失われ、最大2年後まで食糧不足状態が続く可能性が続く可能性があるとFAO(国連世界食糧計画)が言っているそうです。絶対にミャンマーの人には食料が必要になります。世界的な食料高騰時に〜万ドルの食糧支援決定なんてやってるわけですが、この影響ってかなり大きなものになる気がしませんか?

現在ある食料は、いくらお金があったって増えないわけで、存在する分を奪い合うことしかできないわけです。そこに来て、絶対ミャンマーに必要だからという理由で食料がミャンマーに行くわけですよ。ミャンマーで失われた農地と生産者を加味すると、再び食料価格が上がるのは必至です。

食料価格が上がって被害を受けるのは間違いなく貧困層です。日本だって例外ではないはず。今まで首の皮一つで生活していた人たちが、一人またひとりと谷底に落ちていっているのではないでしょうか・・・。またホームレスやネットカフェ難民が増えるのかなぁなんて想像したりします。

問題は拡大します。

  1. 2008/05/08(木) 11:03:50|
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ビールを一本飲んだら書きたくなったネタ

2008.04.18 Fri

中国はこの時期にチベット問題を再燃させたかったわけはない、という記事を読みました。

それは当然で、北京オリンピック間近のこの時期にこんなややこしい問題を発生させて何の得があるんでしょうか?せっかく中国の先進振りをアピールするチャンスだったのに、完全におじゃんです。そういう観点から中国を見ると、本来ならこの問題を隠し、あるいは火消しに躍起になっているハズです。

しかし、実際は「ダライ・ラマが悪い」と繰り返し言って特に隠すわけでもなく、また火消しに回るどころか逆に火に油を注ぐようなことをしています。チベット族の人たちはもちろんダライ・ラマの非難を聞いてじっとしているわけはないし、世界の国々もそんな論理はおかしい!とオリンピックの開会式をボイコットするという形で抗議を示し始めています。

中国の言うとおりダライ・ラマが悪いのでしょうか?たとえダライ・ラマが今回の暴動を指示したのでなくとも、彼の心情がチベットの人たちの心に乗り移ってこのほどの暴動を引き起こしたのでしょうか?

答えはノーだと思います。

理由は、ダライ・ラマ本人は中国からの独立を求めることもせず、「高度な自治」を求めているからです。長年に渡る中国からの自由を求める運動から、高度な自治への方針転換をした理由についてはどうでしょう?様々な理由が考えられると思いますが、僕の頭に始めに浮かんできたのは「チベットの存続」という理由です。

実際、中国はこれまでチベットの同化政策を続けてきました。様々なニュースに出ているように、ラサの人口の半分以上は漢民族でチベットに昔から住んでいた人ではありません。中国が考えていることは非常に単純で、チベット民族の数を相対的に減らしてしまって、最終的にはその文化を抹殺し、最終的に同化させようとしているわけです。

「なんてひどいことをするんだ!?少数民族の保護という人権に反するし、文化的抹殺をされたら人々の心のよりどころがなくなるではないか?」

だからこそ、そのよりどころを守るためにダライ・ラマは「高度な自治」という方向へ転換をしたと考えられるわけですね。

ただしこの文化的抹殺、別に「野蛮」な中国人だけがやってきたことではないことに注意です。

日本だって、古くは九州の隼人(はやと)の征伐から始まって、東北地方の少数民族を文化的に抹殺してきました。元々、頼朝とか家康とかが持ってた「将軍」なんていうのは「征夷大将軍」のことで、つまり野蛮な民族を征伐する任務を負った人のことだった、なんてことは高校の日本史の時間に勉強しました。

江戸時代を下っても、琉球の人々、アイヌ民族に対して同化政策は続けられたし、戦中に韓国・中国の人たちに対してやったことも同化政策です。

日本は単に、その時期が早くて国際的にあまり非難されなかっただけと言えます。やってることはみな同じ。だからって、許されるわけではないですけどね。今は、人権条約とか国際連合の枠組みでこういう政策はやめましょうという決まりがあるのですから。更に人道的に否定されるべきことも明らかです。

いずれにせよ、中国がそういう政策を続けている以上、最終的にチベット文化が抹殺されかねない。そういう最悪の事態を避けるためにも、ダライ・ラマは方向転換をしたのではないかと考えられるわけです。

ということで、ダライ・ラマが高度な自治を要求した一つ目の理由がチベット存続ではないかというところで、眠くなってきたのでまた続きは後で書きます。

  1. 2008/04/18(金) 00:37:48|
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ドルが安い

2008.03.10 Mon

現在ドルが101円78セント。

どこまでこれ行くのでしょう?僕が去年の夏アメリカに来たときは117円とかやった気がするから、もう1割以上安くなってる。

いやー、もう円をドルに換える必要はあんまりないんですけどねぇ。これはどこまでドル安になるんでしょう??全くみんなアメリカを信用してないですねー。

もしかしたらこのままドルの世界が終焉するかもですよねー。いや、誰もそんな極端なことまでは考えてないか。

でも、最近イランとイラクが仲良しっぽかったり、イスラエルが超緊張状態だったり、コソボ問題からあの辺の領土問題が派生しまくってきてて、中東で大戦争が起こるのも時間の問題ってな状況ですよね。すごい規模の戦争が起きて、アメリカ側じゃない方が有利に事を進めれば、ロシアやEU勢力が相対的に増すことになりますよね。

そうなったら、本当にドルの世界が終わりを告げる可能性だってあるのではないかとそんな風に考えたりします。

サブプライム問題の派生関係でもう一押し大きな問題が起こり、同時に中東大戦争が起きたら、その流れが突き進む可能性だってなくはないと思います。1%くらい・・・?


遅かれ早かれ多極化は進むのだから、ここは一つ日本さん頑張っていただきたい。この円高を上手く利用していただきたい。

  1. 2008/03/10(月) 17:20:12|
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state of the union address by bush

2008.01.28 Mon

アメリカではたった今、ブッシュさんによる一般教書演説なるものがありました。日本で言うと首相の所信表明演説ですが、日本のそれよりずっと重要視されてます。

○印象

ほぼ初めて全部の一般教書を聞いたので比較は出来ないが、何か外交問題の比重がものすごく重かった気がする。特に安全保障問題が多かった。強いアメリカの維持をめざして進んだこの7年なんだと思うが、最後までそれは貫きたいということか。ころころ変わる日本政治に比べてその点は評価できるが、しかしそろそろ諦めたらいいのに。。。

他国におせっかいをかいている余裕は今のアメリカには無いし、その影響力も無い。更に一般国民の関心は国内問題に移っているのに、必死にそれを見ないでいるかのようだった。

特にテロとの戦いで頑張った軍人とその家族を労う様子は、印象的だった。もちろん、僕もアメリカ、そして世界のためにテロと戦ってくれている軍の人々、世界の国々において自分の信念と国の命令に従って必死に治安維持をしようとしている人々には尊敬の念をいだいている。しかし、それをアメリカ国民の多くが中止するスピーチにおいて表明することに今何の意味があるのかと思う。数年前ならブッシュ支持につながったかもしれないこんなパフォーマンスは、今や道化に見えてしまう。

○賛成

賛成できることはたくさんあった印象。しかし細かな点を取り上げようとしても、あまり思い当たらない。それはきっと、あまりに当たり障りの無いことを言っているからだろう。今更「テロは悪い」って言ったって、そんなことは分かっている。「国民一人ひとりに健康保険を目指す」って言ったって、大統領選で争っているのはもう一段階上の内容だ。

繰り返すが、賛成することは多かった。でも、それは抽象的な内容においてであった。

○批判

具体的でないというのは、つまりブッシュに自信がなくなったということか。前からスピーチでは、根拠もなしに戦争をあおる抽象的発言が多かったが、今回はどうなのか。抽象的+外交問題が多い。つまりは、一般国民とは遠いところで議論をして批判を避けようということか。

イラン、キューバ、ベネズエラ等の国に民主主義をもたらすということを言っていた。ずっと前に書いたことがあるが、僕はそもそも根本的な考え方が違う人に対して、価値化できない「理想」で迫るのは完全に無理な話であると思う。理想の話は論破できないし、これが良いという証明・説明ができない。だから、民主主義や個人主義や資本主義というブッシュにとっての理想は簡単には受け入れられない。

だから、その理想を植えつけるためには戦争が最も手っ取り早いし、簡単である。逆の言い方をすれば他の手段ではそれらを達成するのは物凄く難しい。ブッシュのアメリカは戦争によってそれを達成できるのか。

この間無くなったスハルト元大統領は彼のレジームを作り上げるために(一説に)数十万もの人を殺害しているという。彼の政策によって強い国家は作り上げられたが、それを大量殺戮によって作り上げるのは道義的に許せないし、また人という資源を殺害してしまうのは経済的損失であって国にとって危険ではないか。

アメリカはイラクとアフガニスタンに対してこの負の部分を無視して侵攻したわけだが、ものの見事に(僕の意見では)失敗している。

他の国に民主主義をもたらしたいといくら思っても、言っても、それは難しいのではないか。僕は弊害が大きすぎるのでやめるべきではないかと思う。アメリカの政治力・軍事力とそれらの求心力の低下を加味すれば止めなければならないとも言える。



ぶっしゅくんむりなことはやめよーよ。

それにしても、大統領がしゃべるたびにいちいち座ってる人が立って拍手するのは見ていてめんどくさい。議員の皆さん気付いてください・・・・

  1. 2008/01/28(月) 22:46:11|
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